新型コロナによる死者・重症者8割が高齢者 厚労省

2020年4月13日、厚生労働省は国内で新型コロナウィルスに感染して死亡、もしくは重症化した人の年代別人数を発表しました。

※出典:日本経済新聞より

高齢者の死亡率が平均の6倍

厚労省は12日午後6時時点の集計で、新型コロナウィルスでの死者は102人(1.43%)、重症者は135人の計237人、感染者数は7,121人と公表しました。
・30代:死者なし、重症者:5人
・40代:死亡者:2人、重症者:10人、死亡率:0.17%
・60代:死亡者数:9人、重症者:39人、感染者数:809人、死亡率:1.11%
・70代:死亡者数:37人、重症者:32人、感染者数:649人、死亡率:5.7%
・80代:死亡者数:36人、重症者:21人、死亡率:9.57%
・90代以上:死亡者数:11人、死亡率:9.17
・20代~50代の感染者数:1100~1200人
※10代と10代未満の重症者は各1人。

死亡率は70代から平均を上回り、80~90代が平均の6倍を超え、死亡者数は70代以上が全体の82.4%を占めています。重症者は135人で70代:32人、80代:21人など高齢者に多く、高齢者ほど症状が悪化しやすいことが改めて裏付けられました。

感染を予防するためには、3密(密閉・密集・密接)は避け、出勤など外出する必要のない高齢者の方は不要不急の外出を極力控えることが重要になります。

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