先月28日に、東京都江東区東陽のマンションで、80歳の高齢女性が殺害された強盗殺人事件で、女性の部屋の中のインターホンや電話などが壊されており、犯人は証拠隠滅を図った可能性があります。
◇ 現金や金庫の鍵を見つけることができなかったか
先月28日に、江東区のマンションの一室で殺害された「加藤 邦子」さん(80)の室内は、押し入れの扉が外されるなど激しく荒らされた状態でした。また、固定電話の受話器のコードが切られ、室内に設置してあるインターホンが壁から強引に取り外され、持ち出されていたことも分かりました。
一方、部屋にあった金庫は手つかずの状態で、引き出しなどに入っていたカード類や現金およそ150万円も残されたままでした。犯人らは、金庫の鍵や現金などを見つけることができなかった可能性があるとみられています。
◇ 週3回、午後に介護ヘルパーが訪問
加藤さんの家には週3回、午後に介護ヘルパーが訪問していました。事件があった時刻は午前中に起きているため、警察は、犯人らは介護ヘルパーの時間を避けるなどし、犯行は周到に計画されていた可能性があるとみています。
また、事件後に関与していたとみられる「所沢ナンバーの灰色の軽乗用車」は、現場のマンションの入り口から50メートル先に止まっていたことが分かっています。
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