2018年10月18日に埼玉県和光市で起きた、孫で中学3年生の少年による高齢者夫婦殺傷事件で、警察は11月9日に、祖父に対する殺人容疑で少年を再逮捕する方針を固めました。
◇ 迷惑をかけないために、先に家族全員を殺すつもりだった
和光市のマンションの一室で、高齢者夫婦が刃物で刺され、87歳の夫が死亡、82歳の妻に大けがをした事件で、孫で中学3年生の少年を祖母への殺人未遂の疑いで先月に逮捕されていました。
警察は、11月9日に祖父を殺害した疑いが強まったため、少年を再逮捕する方針を固めました。祖父の体には、胸や腹など10数か所の刺傷があり、一部は内臓に達する傷もあったということです。
少年は、警察の取り調べに対し「学校でいじめられていた。許せない生徒を殺すつもりだった。迷惑をかけないために、先に家族全員を殺してからやるつもりだった」などと供述しており、警察は事件に至る経緯を慎重に調べていく方針です。
関連記事
・和光市:中学生の孫が関与認める【80代高齢者夫婦死傷】
・埼玉県和光市:80代高齢者夫婦死傷 殺人事件として捜査