2019年11月17日夜、岡山県岡山市にある用水路に自転車に乗った71歳の女性が転落し死亡しました。女性は、事故の数ヶ月前に運転免許を返納しており、新たな足として自転車を購入し乗っていたとみられています。
多発する用水路の転落事故
17日午後7時ごろ、岡山市東区金岡西町の用水路に女性が転落していると近所の人から通報があり発覚しました。転落していたのは近くに住む服部美保子さん(71)で、発見から約1時間後に死亡しました。事故現場は街灯はなく、柵はありませんでした。岡山県では、用水路(転落)での死者が相次いでいることから一部では【人喰い用水路】と呼ばれています。
岡山県などの調べでは2013年~17年の4年間に用水路などの転落事故による救急出動は1562件。死亡者は108人に上り、8割以上が65歳以上の高齢者でした。また、今年に入って用水路などに転落する死亡事故は5件目になります。
こうした事態を受け、岡山県は、昨年3月より転落事故が発生しやすい場所に効果的な対策工法を示すガイドラインを策定し、2020年までに追加調査を経て完成させる予定となっています。
● 人喰い用水路
岡山)用水路の転落事故、歩行中が半数超 県が対策案
2018年5月3日03時00分https://t.co/bpnV80sozd
この事故は2016年。それで人喰い用水路は一世を風靡し対策の声が広まったんだけど「今までここで落ちたもんは居らん」って声が支配的なのでまだ柵を付けたり白線を引いたりは決まってないみたい pic.twitter.com/7CQW2cJgqK— 新米先達mayan (@mayan1969) May 8, 2018
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