世界の高齢化率ランキング TOP10

皆さんが知っての通り、現在わが国は超高齢社会に突入しています。この超高齢社会を表す数値である【高齢化率】は、対象となる国に住む全人口のうち、65歳以上の人口を占める割合を%で表します。ここでの記事では、世界の高齢化率について、ランキング形式にしてお伝えしたいと思います。また、補足として本記事の内のランキングデータは、2018年9月15日(日本)、7月1日(他国)となっています。
※参考資料・出典: 国連、総務省より

世界の高齢化率ランキング TOP10

総務省統計局のデータを参考に、2018年時点の世界の高齢化率を上位10か国をランキングにしましたので、ご覧ください。

順位 国名 総人口 65歳以上の高齢者の人口 総人口に占める65歳の高齢者の人口割合
1 日本 12,642万人 3,557万人 28.1%
(2019年9月現在:28.4%)
2 イタリア 5,929万人 1,382万人 23.3%
3 ポルトガル 1,029万人 225万人 21.9%
4 ドイツ 8,229万人 1,783万人 21.7%
5 フィンランド 554万人 120万人 21.6%
6 ブルガリア 704万人 148万人 21.1%
7 ギリシャ 1,114万人 229万人 20.6%
8 クロアチア 416万人 84万人 20.1%
9 スウェーデン 998万人 201万人 20.1%
10 フランス 6,523万人 1,308万人 20.1%

※参考資料:総務省統計局

3位:ポルトガル 高齢化率【21.9%】

世界の高齢化率3位は、ポルトガル共和国(通称ポルトガル)です。首都はリスボンで、北と東にスペインと国境を接し、国境線の総延長は1,214kmに及びます。ちなみに、日本は約3,000kmです。

ポルトガルの総人口は、1,029万人で65歳以上の高齢者の人口は225万人で、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は21.9%となっています。

2位:イタリア 高齢化率【23.3%】

世界の高齢化率2位は、イタリア共和国(通称イタリア)です。首都はローマ、総面積は301,338km2で、国土の大部分は温帯となっています。

イタリアの総人口は、5,929万人で65歳以上の高齢者の人口は1,382万人。総人口を占める65歳以上の高齢者の割合は23.3%となっています。この割合は、欧州連合23か国中で最高となりました。高齢者の人口割合の比較では、65~74歳は11.5%、75歳以上が11.8%となっています。また、平均年齢は44.9歳と前年より0.2歳高くなっています。

ちなみに、2017年3月イタリア統計局は、16年に誕生した新生児数が、前年より1万2000人少ない47万4,000人となり建国以来最低と発表。出生率の低下は移民が補っている状態です。

1位:日本 高齢化率【28.4%】

世界の高齢化率は、日本が1位です。日本の総人口は、1億2,642万人で65歳以上の高齢者の人口は3,557万人。総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は28.1%(2018年9月時点)。高齢者の人口割合の比較では、65~74歳は13.9%、75歳以上が14.2%です。

さらに、女性の高齢者が2,000万人を超え、女性の人口に占める高齢者の割合が31.0%、世界の女性の人口に占める高齢者の割合にすると9.9%となっています。

補足として、2019年9月現在、わが国の65歳以上の高齢者の推計人口を3,588万人と、前年比より33万人増加。総人口に占める高齢者の割合は28.4%と過去最高になったと総務省が公表しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ランキングを見る限りでは、日本の高齢化率は2位イタリアの23.3%を5%も上回っています。ちなみに、日本の高齢化率が23.3%の頃は、内閣府のデータによると平成22年(2010年)頃の値になります。いかに、わが国の高齢化率が高いことが分かるかと思います。