全国の100歳以上の高齢者は、ことし初めて8万人を超えたことが分かりました。厚生労働省は今月1日時点の住民基本台帳をもとに、100歳以上の高齢者の数を公表しました。それによりますと、15日までに100歳以上になる人は、全国で合わせて8万450人で、去年から9176人増えました。
1年間に増えた人数としては、統計を取り始めた昭和38年以降で最も多く、50年連続で過去最多を更新しています。このうち女性は全体の88%に当たる7万975人、男性は9475人でした。100歳以上の高齢者は、昭和38年には153人でしたが、平成10年に1万人を超え、今回、初めて8万人を上回りました。
人口10万人当たりの人数では島根県が最も多く127.6人、次いで、高知県が119.77人、鳥取県が109.89人でした。一方、最も少なかったのは埼玉県の40.01人、次いで、愛知県が41.79人、千葉県が45.98人となっています。また、国内の最高齢は福岡市に住む117歳の田中カ子さん、男性の最高齢は奈良市に住む110歳の上田幹藏さんです。
今年度で100歳になる人は海外に在住する人も含めると4万1802人で、厚生労働省は長寿を祝って記念品を贈ることにしています。
※本文引用:NHKより