携帯がない高齢者に災害情報を固定電話に自動発信 千葉

千葉市は来月から、スマートフォンや携帯電話を持っていない高齢者などに緊急性の高い災害情報を素早く伝えるために、固定電話やファックスを使用して情報を発信する取り組みが開始されます。

自動音声やファックスで伝達

千葉市は、防災無線の他に電子メールで予め登録した希望者に災害などの情報を発信。しかし「防災無線が聞こえない」といった相談が数多く寄せられているほか、メールが受信できるスマートフォンや携帯電話を持たない高齢者も多いことから、固定電話やファックスで情報を迅速に伝える取り組みを始めることになりました。

この取り組みでは、大雨や津波などの避難情報や、ミサイルの飛来やテロ情報など緊急性が高い情報が出された場合に、担当者が情報等を入力するとコンピューターが固定電話に電話して自動音声で情報を伝えたり、ファックスを送るシステムを新たに導入し、今年の12月から運用を開始する方針です。

こうした取り組みは、関東の政令指定都市では初めてとのことです。