離れて高齢の親を持つ子 55.5%の子が不安と回答

現在、わが国の高齢者人口は3588万人(推計)、高齢化率は28.4%と世界でも断トツの数値となっています。こうした中、警備会社大手のALSOKが平成29年に実施した「別居している高齢者の親を持つ子どもの意識調査」を実施。そこには、高齢の親を持つ子の心配の種が尽きないことが分かりました。

半数以上の子が不安と回答

警備会社大手のALSOKは、70歳以上の親と別居している全国30~50代の男女600人に「別居している高齢者の親を持つ子どもの意識調査」を実施。その結果、55.5%の子が「親に不安がある」と回答しました。

不安を感じたタイミングについて、333人が【病気やケガ】【会話が噛み合わない】【親の体力の低下】などが挙げられ、将来的には特殊詐欺などのターゲットになったり、車の運転事故、火の不始末、認知症問題などが懸念されていたということです。

こうした不安を解消するために80%以上の人が親との連絡頻度を増やしていましたが、その61.6%が「連絡だけでは十分ではない」と答えたということです。