台風被害で独居高齢者に不安募る 屋根はシートのみ

先日の台風の影響で屋根が飛ばされた自宅に1人で暮らす高齢者。不安と復旧の遅れへのいら立ちが募っています。

ブルーシートを掛けて凌ぐ不安

千葉県市原市に住む79歳の高齢男性の自宅は、先日の台風によって屋根が全て飛ばされました。応急処置として、近くの工務店の人が屋根にブルーシートを掛けてくれ凌いでいますが、不安は募るといいます。

こうした中、男性は寒くなる季節に向けて屋根を修理するため、罹災証明書の申請を行いましたが、市からは順番待ちと言われ、いつ証明書が手に入るかが分からない状況とのことです。

また、男性は「罹災しているから助けてくれと市へ言ってもね。そんな人いっぱいいるから」と現状について困惑しています。

※罹災(りさい)証明書とは:各市区町村が、災害の被害に遭われた方の申請により、家屋の被害状況の調査を行い、被害状況に応じて【全壊】【大規模半壊】【半壊】【一部損壊】などを認定し、証明するものです。この証明書によって各種支援を受けることができます。