高齢ドライバー事故 踏み間違い防止装置が注目集める

先日、東京・池袋で87歳の高齢男性が運転する車が暴走し、死傷者を出した事故以来、自身の運転を見直す高齢ドライバーが急増しています。警視庁によりますと、アクセルとブレーキの踏み間違いによる死亡事故の3件に2件は、70歳以上の高齢ドライバーだったということです。

◇ 高齢者講習の受講者急増

高齢者講習では、交通事故の特徴や安全運転の心構え、運転指導を行います。しかし、運転指導の最中では、車庫入れが上手く出来ない方や、車が来ているのにも関わらず確認不十分で発進するといった方が見受けられました。

道路交通法改正で、70歳以上の高齢ドライバーは「高齢者講習」と「認知機能の検査」を受けることが義務付けられています。しかし、半年先まで予約が埋まっている教習所は多くあります。

◇ 踏み間違い防止装置が注目を集める

そういった中、ペダルの踏み間違いを防止する装置「ペダルの見張り番」が今注目を集まっています。この装置は、アクセルを強く踏んでもアイドリング状態を保つので、急発進を防止できるということです。