愛知県一宮市の福祉施設「木曽川老人いこいの家」に、大手ゲームメーカーのコナミアミューズメントが無償で最新の麻雀ゲーム機を設置し、無料で楽しめるように提供しました。
◇「認知症予防に役立てば」と市は期待
今年1月、一宮市とコナミアミューズメントは、高齢者の健康増進とレクリエーションに関する連携協定を締結させ、締結後の2月末には「介護予防・地域交流スペース」に麻雀ゲーム機1台を導入しました。公共施設にゲーム機を設置するのは、今回が初めてだということです。
福祉施設に導入されたゲーム機種は、「麻雀格闘倶楽部 GRAND MASTER」で、大型画面にタッチしながら、コンピューターと対局するものです。多い日では5人程が利用しており、近くに住む男性(83)は「やっていると真剣になってくるね」と久しぶりに麻雀を楽しんでいる様子でした。
◇ 当初は、音楽ゲームを検討していた
当初、一宮市とコナミアミューズメントは、音楽ゲーム機の導入を協議していました。しかし、高齢者に馴染みやすく、頭を使う麻雀ゲーム機の方が適しているのではないかということになり、麻雀ゲーム機の導入が決まりました。
一宮市は、今回利用者にゲーム機の設置で外出の機会が増えているかなどのアンケートを実施し、アンケート結果を基に、今後の高齢者支援に繋げていくようです。