アポ電強盗の被害急増 警視庁が注意と対策を喚起

2019年2月28日、東京都江東区東陽マンションで80歳の女性が手足を縛られ殺害された事件で、高齢者を狙う「アポ電」被害が多発しています。

◇ 予めセリフを用意し電話を切る

事前に現金や資産がいくらあるかを探る「アポ電」。都内では、今年に入って2件のアポ電事件が起きています。警視庁の調べによりますと、アポ電被害は年々増加しており、「2016年:1万5,010件」、「2017年:2万5,911件」、「2018年:3万4,658件」でした。

では、実際にアポ電がかかってきたら、どのように対応をしたらよいか。警視庁は、下記のような内容を動画などで呼び掛けています。

● 詐欺電話のおよそ「9割」が固定電話にかかってくる

・留守番電話にしておく
・迷惑防止機能付き電話を設置(取り換え)
・自動通話録音機の設置

など、すぐ電話に出ないことが重要です。また、万が一電話に出てしまった場合は、「警察に相談する」「いったん切る」などのセリフを用意しておくと切りやすくなります。何にせよ、金銭などを要求してくる電話がかかってきた際には、自己判断はせず、必ず誰かに相談することが大事です。