【総務省】自営業者の高齢化 65歳以上が全体の4割

日本国内での自営業者の高齢化が進んでいることが、総務省の労働力調査で明らかになりました。

◇ 自営業者の約40%が65歳以上

2018年総務省の労働力調査によると、現在日本国内の自営業者数は全体で535万人おり、それに対して65歳以上の自営業者は213万人(昨年比2%増)、自営業者全体の39.8%を占めていることが分かりました。これは、10年前と比べて人数が14%増えていることになります。

自営業者は定年がないため、会社員より長く働き続けられるため高齢化が進む要因となっています。さらに、自らのスキルを生かし、定年退職後に事業を起こす高齢者が増えている現状もあります。

◇「人生100年時代」到来を見据える

近年では、45~54歳の年齢層でも自営業が増えており、2018年は102万人いることが分かっています。これは、働き方の多様化や、政府が推し進める「人生100年時代」を見据え、早めに自営業に転換する人が増えている傾向にあるといえます。