新型コロナウィルスで死を意識した高齢者が4割以上

新型コロナウィルスに罹ると高齢者重症化しやすい傾向にあります。では、そうした状況の中高齢者の方はどのような気持ちで過ごしているのか。株式会社Good Serviceでは全国60歳以上の男女を対象に【新型コロナウィルスと心の変化】に関する調査を実施しました。

「死について考えた」が全体の45.4%

「新型コロナウィルスの流行で死について考えましたか?」の問いに「考えた」と回答した人が全体の45.4%を占めました。

さらに「死について考えたことや不安を誰かに相談していましたか?」の問いに「誰にも相談できなかった」が49.4%と半数を占め、次いで「パートナーに相談していた」が35.2%、「子どもに相談していた」が7.5%、「友人に相談していた」が6.0%、「医師に相談していた」が1.9%と続いています。

「身内に迷惑をかけたくない」が66.5%

同調査で死を身近に感じた高齢者に対し「もし、自分が亡くなってしまうことについて身内に対してどんな気持ちがありますか?」の問いに、「迷惑をかけたくない」が66.5%、次いで「貴重品の整理をしておかないといけない」が13.1%、「契約などの整理をしておかないといけない」が11.7%、「財産分与について話し合わないといけない」が4.5%、「その他」が4.2%と続いています。

自粛要請が解除されたとはいえ、依然として新型コロナウィルスが猛威を振るっています。万が一、感染し亡くなってしまえば、身内にも迷惑がかかってしまうことを懸念し、生前整理について考えている高齢者が最近では増えているということです。

【調査の概要】 
・調査主体:株式会社GoodService 
・調査日:2020年6月1日(月)
・調査方法:インターネット調査
・調査人数:1179人 
・調査対象:全国60歳以上の男女 
・モニター提供元:ゼネラルリサーチ