高齢者の移動手段、車が5割超 政府 高齢社会白書

2019年6月18日、政府は閣議で2019年版の高齢社会白書を決定。ここでは、高齢者の移動手段についてお伝えします。調査期間については、18年11~12月に3,000人に実施し、1,870人から回答を得ています。

◇ 60歳以上で車を運転する者が5割超

60歳以上の人に、外出時の移動手段について尋ねたところ「自動車を自分で運転する:56.6%」が最も多く、そのうち1割超の人が年齢や体の支障に関わらず、運転を続ける意思を持っていることが分かりました。※自分で運転する車の次に多かったのは「徒歩:56.4%」、「自転車:22.4%」。

さらに、車を自分で運転する1,058人に利用頻度を尋ねると「ほとんど毎日:67.4%」で、また、80歳以上でも5割以上だったことが分かりました。

都市規模別では「ほとんど毎日」と答えた人は大都市の50%だったの対し、町村では75.5%と高く、マイカーは地方の高齢者の重要な移動手段になっている事が改めて示される形となりました。

◇ 今後の運転については

・一定の年齢になったらやめる:40.4%
・視力の低下などにより運転の支障を感じたら:39.8%
・年齢や身体的な支障の有無にかかわらず、車の運転を続けようと思っている:11.5%