大井利江選手の東京パラ代表内定持ち越し 成績が再訂正

ドバイで開催されているパラ陸上の世界選手権で、大会組織委員会は2019年11月9日に行われた男子砲丸投げの成績を再訂正し、大井利江選手(71)は4位から5位に降格。これにより東京パラリンピック代表内定は持ち越しになりました。

他選手の抗議が認められた

大井選手は6位から一度4位に繰り上がりましたが、数時間後の発表で5位に降格しました。降格した背景には、最初の訂正で失格扱いとなったイラン選手側が抗議をして認められ、2度目の訂正で3位に入ったためです。

※大井利江選手(71)・・・漁師だった39歳のころ、仕事中に頸髄を損傷。リハビリを兼ねて水泳を経て50歳で円盤投げを始め、04年のアテネパラリンピック、北京、ロンドンと3大会連続で出場。16年のリオパラリンピックでは砲丸投げに転向しています。