高齢ドライバーによる重大事故が相次いでいること受け、政府は高齢ドライバー向けの免許制度の創設を、6月下旬に閣議決定する成長戦略に盛り込むことが分かりました。警視庁や国土交通省など関係省庁が検討を進め、本年度内に方向性を出すということです。
◇ 具体的な制度設計は今後へ
高齢ドライバー向けの免許については、自動ブレーキなどの安全機能が搭載された自動車のみ運転が可能な制度を想定。また、自動車の普及策、高齢者の移動の足の確保に向けた施策も推進していくということです。この制度は、免許更新時に認知機能検査が必要な75歳以上を対象とする方向です。
しかし、一律に義務付けるのは困難との見方もあり、具体的な制度設計は、今後詰めるということです。