2019年9月29日午後、大阪府大阪市淀川区の老人ホームに入居している96歳の認知症の母親の首を絞めるなどして殺害しようとした疑いで、無職の男(69)が逮捕されました。
10年以上、認知症介護をしていた
逮捕容疑は、29日午後2時15分ごろ、大阪市の老人ホームで母親(96)の頭を肩たたき棒で殴った上、タオルで首を絞めて殺害しようとした疑いが持たれています。母親は、頭などに軽傷を負いました。
警察によりますと、「痛い」という悲鳴を聞いたため施設の男性職員が止めに入り、男は「交番に行かせてくれ」と言って施設を出て、約5分後に近くの交番に「母親を殺しそうになった」と自首したということです。
警察の取り調べに対し、男は「認知症の母を10年以上介護していたが母が言うことを聞かず、自分の身が持たないと思った」と容疑を認めているということです。