「生活保護費をもらうため」90歳父親の遺体を切断 娘逮捕

2019日8月16日、愛知県名古屋市昭和区の市営住宅で90歳男性の遺体が見つかりました。警察は、遺体を包丁で切断したとして同居する長女を逮捕しました。

「生活保護費をもらうために」

逮捕されたのは、名古屋市昭和区の無職・千村正子容疑者(54)です。遺体は、千村容疑者と同居する父親の千村正男さん(90)とみられています。

2019年8月8日ごろ、千村容疑者は昭和区東郊通の市営住宅の一室で、遺体の両ひざの一部を包丁で切断した疑いが持たれています。

警察によりますと、16日千村容疑者から連絡を受けた区役所の職員から「親子で生活保護を受けている人の父親が亡くなった」と通報があり、駆けつけた警察官が遺体を発見しました。

千村容疑者は「死体が見つからないように包丁で切断しようとした」「生活保護費をもらうためにやった」などと容疑を認めているということです。

警察は、遺体の腐敗が進んでいるものの病死の可能性があるとした上で、司法解剖を行い死因の特定を進める方針です。