要介護の妻を刺した疑いで86歳夫を逮捕 滋賀・米原

2019年7月16日、86歳の夫が包丁で妻を殺害しようとしたとして、滋賀県警は、田部善一容疑者を殺人未遂容疑で現行犯逮捕しました。その後、妻は死亡し、県警は容疑を殺人に切り替える方針です。

妻の物忘れで、市に相談していた

米原署によりますと、16日午前6時頃、田部容疑者は自宅の台所で、妻みどりさん(87)の首を包丁で複数回刺して殺害しようとした疑いが持たれています。田部容疑者は、妻と2人暮らしをしており「妻の喉を刺した」と自ら110番通報しました。みどりさんは、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

市によりますと、田部容疑者は2016年2月頃、「妻の物忘れが酷い。生活に支障が出ている」などと市に相談していました。市は、みどりさんを要介護認定し、自宅などで介護サービスを受けていました。しかし、田部容疑者もひざを痛め、18年6月に要介護認定を受けていたということです。