父親の遺体遺棄で息子を逮捕「年金がもらえなくなる」

2019年6月20日、自宅に父親の遺体を遺棄したとして、警察は埼玉県越谷市蒲生寿町、無職の男(53)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。

◇ 「お金がかかるので届け出なかった」

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、小池清敬容疑者(53)です。逮捕容疑については、2018年12月下旬~19年6月4日までの間、同居している父・季男さん(当時:86)の遺体を自宅内に遺棄した疑いが持たれています。

警察によりますと、今月4日に高齢者の支援する市の担当職員から「訪問しても留守で季男さんに会えない」という相談があり、警察が自宅に訪問したところ、居間で布団の上に仰向けで倒れている季男さんを発見しました。発見時は、服は着ていませんでした。

警察の調べに対し、小池容疑者は「死亡届を出すと父親の年金がもらえなくなるので放置した」と供述しているということです。

季男さんは、心不全で死亡した可能性があるとして、死因などをについて調べを進めています。

事件があった場所

埼玉県越谷市蒲生寿町