2018年9月、東京・町田市にあるサービス付き高齢者向け住宅に入居していた69歳の女性がベッドの上で、頭部から血を流して死亡した状態で発見された事件で、当時、隣の部屋に入居していた夫「関 健次」容疑者(71)を殺人の疑いで逮捕しました。
◇ 「やってません」と否認し、黙秘
関容疑者は、去年9月21日午前6時10分ごろ、東京都町田市鶴川にあるサービス付き高齢者向け住宅「ココファンまちだ鶴川」の隣の部屋に入居していた、妻の初枝さんの頭を鈍器のようなもので殴るなどして殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、現場付近の竹やぶから関容疑者が着ていたとみられる作業着や長靴が見つかり、長靴の足跡が現場に残されていたものとほぼ一致したということです。また、付近の防犯カメラには、初枝さんが殺害されたとみられる明け方に、関容疑者らしき人物が袋を持って山林の方へ歩いていく姿が映っていました。
警察の取り調べに対し、関容疑者は「やってません」と容疑を否認し、その後の調べで黙秘しているということです。警察は、初枝さんが寝ているところを襲ったとみて、調べています。
逮捕を受けて、関容疑者の兄は「奥さんとの間にトラブルを抱えていた話は一切聞いていない。仲が悪そうな感じも全然しませんでした」と話しています。
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