特殊詐欺の新たな手口 白い粉末を送りつける 東京

白い粉末が入ったレターパックを送りつけた後「あなたが麻薬を売っている情報がある」と嘘の電話をかけ、キャッシュカードなどを騙し取る手口が東京都内で確認されています。警視庁は、特殊詐欺の新たな手口として注意を呼びかけています。

◇ 白い粉末入りのレターパック

警視庁によりますと、2019年6月2日、東京都大田区に住む80代の高齢女性宅に白い粉末が入ったレターパックが届きました。

その翌日に、警察官などを偽った男らが女性宅に電話をかけ「あなたが麻薬を売っている情報がある」などと言い、金融機関の口座番号を聞き出した上「勝手に口座が使用されているので、再発行する必要がある」と信じさせ、キャッシュカード3枚をだまし取るという詐欺被害がありました。

東京都内では、今月2日から同様の手口の詐欺事件が10件確認されており、警視庁は、新たな特殊詐欺の手口として注意を呼びかけています。