帯広市:96歳母親の死体遺棄 「葬式する金がない」

2019年5月9日、北海道帯広市の自宅で96歳の母親の遺体を放置したとして、66歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕された事件で、男は「葬式をあげる金がない」などと話しています。

◇ 2人で年金と生活保護費で暮らす

送検されたのは、帯広市西8条北3丁目の無職「野々村 昭博」容疑者(66)です。野々村容疑者は9日、「母親の意識がない」と消防に通報し事件が発覚しました。警察によりますと、母親の遺体は死後およそ3か月経っており、死因は老衰だったということです。

野々村容疑者は、96歳の母親と2人で年金と生活保護費で暮らしていました。警察の取り調べに対して、野々村容疑者は「葬式をあげる金がない」などと話しているということです。