72歳女が睡眠薬を混入させ、同僚を事故死させる

昨年2月から6月にかけて、千葉県の老人ホームで同僚の女性に睡眠導入剤を飲ませ、交通事故を起こさせ殺害した罪などに問われている女が、「殺意はなかった」と初公判で起訴内容の一部を否認しました。

◇ 1人を殺害、5人に重軽傷を負わせた

罪に問われているのは、千葉県印西市の准看護師「波田野 愛子」被告(72)です。昨年2月から6月にかけて、同僚の女性らに睡眠導入剤を飲み物に交ぜて飲ませ、交通事故などで1人を殺害し、5人に重軽傷を負わせたとされています。

◇ 睡眠導入剤の混入は認めるも、殺意は否定

波田野被告は13日の初公判で、同僚の女性らに睡眠導入剤を飲み物に混ぜたことは認めましたが、「殺意はなかった」と起訴内容を一部否定しています。

検察側は冒頭陳述で「施設の中心的存在だった被害女性を排除しようと考えた」と動機について主張をしました。裁判の判決は、2018年12月4日に言い渡される予定です。