富山市にある老人保健施設【富山リハビリテーションホーム】で新型コロナウィルスに52人が集団感染し、うち入所者5人が死亡した件で、老健施設を運営する医療法人社団【恵成会】の升谷敏孝理事長、升谷厚志施設長が28日、「関係者の皆様にご心配をおかけし、申し訳ありません」と謝罪しました。
老健施設内でクラスター感染
県によりますと、死亡した2人はクラスター感染が発生した老健施設【富山リハビリテーションホーム】の入所者で、70代男性は2020年4月26日に感染症指定医療機関に入院後に死亡。80代男性は同日に老健施設で死亡が確認されました。80代女性も、老健施設の技師で今月25日に感染が確認された60代男性の母親だったということです。
県や市によりますと、4月27日時点で老健施設で入所者や職員ら合計52人の新型コロナウィルスの感染が確認され、入所者と老健施設から転院した人の死者が5人となりました。現在、感染者24人を含む47人が入所しており、職員数人で介護を担当しています。
老健施設の理事長は理事長「この度は、新型コロナウイルスで入所者の感染が判明し、5人の入所者が亡くなった。哀悼の意を表すとともに、ご遺族にお悔やみ申し上げます。県、富山市の支援を頂きながら、今回の事態に全力で取り組んで参りますので、ご理解のほど、よろしくお願いします」と話しています。