介護施設で肺炎の集団感染 入所者5人が死亡 徳島・阿波市

先月6日以降、徳島県阿波市の介護施設で、入所者5人が肺炎などで死亡しました。施設内で集団感染をした疑いが持たれているということです。※新型コロナウィルスではありません。

【ヒトメタニューモウィルス】が検出

2020年1月6日以降、徳島県阿波市の介護老人保健施設【しょうか苑】で入所者78人のうち80代から100代の男女36人が咳や発熱などの症状を訴えました。このうち、男性1人と女性4人が16日から22日の間に肺炎などで死亡したということです。

徳島県によりますと、肺炎の症状がある入所者を検査した結果、17人から【ヒトメタニューモウィルス】が検出されたということです。このウィルスは、高齢者や乳幼児に多く感染し呼吸器に炎症を起こす病気で、亡くなった5人も感染していた疑いがあるということです。

施設にでは、現在5人が入院しており、1人が施設内で治療中とのことです。

集団感染した介護施設

介護老人保健施設 しょうか苑

【ヒトメタニューモウィルス】とは

【ヒトメタニューモウィルス】による肺炎は、1年中発症が確認されていますが流行のピークは2~6月頃です。このウィルスは、気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすウイルスの一種で、小児の呼吸器感染症の5~10%、大人の呼吸器感染症の2~4%は、ヒトメタニューモウイルスが原因と考えられています。特に乳幼児や高齢者では重症化するケースが多いです。

症状については【咳・鼻水・熱】【ゼイゼイとした呼吸】【呼吸困難】などが現れ1週間程度で治りますが、1回の感染では免疫ができず、繰り返し感染して徐々に免疫がついてきます。診断キットでは鼻咽頭から採取し、5~15分程度で鑑別出来るということです。

ネットの反応

・今じゃ肺炎って言われるとみんなコロナって言うから怖いわ…。
・こんな時期だから間違えちゃうよ。
・このタイミングで肺炎と集団感染とか言われたらコロナしか思いつかなかった。
・新型肺炎は、東京を初めとする首都圏や、北海道や沖縄、関西言った観光地の高齢者も危ない。潜伏期間が2週間と聞いてる。
・感染かじゃねえよ!どっからコロナ来たかと焦ったわ。
・数日後コロナウイルスで同じ事が起こるぞ。
・時期的にコロナウィルスではない様子だが新型肺炎が蔓延したらこのような施設は全滅ですね。
・ヒトメタニューモウイルス風邪のウイルスで検査キットで10分で検査出来ます。院内で感染したのでしょう。風邪ですね。