80代男性が自宅でフグを調理し死亡 体内から猛毒 徳島県

2020年11月2日、徳島県で80代の男性が自ら調理したフグを食べ、食中毒で死亡しました。県内でフグによる食中毒が確認されたのは2015年以来とのことです。

素人が調理をするのは危険

徳島県によりますと、80代の男性は一人暮らしで、自宅で亡くなっているのを家族が発見しました。医師が死因を特定する検案を実施したところ、男性の体内から猛毒のテトロドトキシンが検出されたため、徳島保健所に届け出ました。

フグの種類や食べた部位は不明ですが、テトロドトキシンを摂取すると20分~3時間程で全身が麻痺し、呼吸が停止して死に至ります。

徳島県安全衛生課によりますと、フグによる食中毒は10年以降で5件目で、死亡例は1994年以来とのことです。同課は「フグを素人が調理するのは大変危険。条例で禁じられており、絶対にやめてほしい」と呼び掛けています。