ディサービスの送迎車が水路に転落 2人死亡 佐賀

2020年6月10日午後4時半ごろ、佐賀県佐賀市で介護施設のディサービスの送迎車が水路に転落する事故がありました。この事故で、高齢女性2人が死亡、3人がケガをしました。


※引用:佐賀新聞Live

事故現場、ブレーキ痕なし

佐賀市川副町で「乗用車が水路に落ちている。中に人が乗っているかは分からない」と近くの住民から消防に連絡があり、駆けつけた消防隊員は県道脇の水路にディサービスの送迎用のワゴン車が転落しているのを発見しました。転落した水路は、幅約5メートル、高さ約1.6メートルで、水深は約70センチ。

送迎車には5人が乗車しており、このうちNさん(89)は外傷性ショック死、Fさん(89)が出血性ショック死で搬送先の病院で死亡しました。また、同乗していた70代男性と90代女性、そして27歳の会社員の男性がケガをしたということです。

警察によりますと、高齢者4人は佐賀市の【有料老人ホーム ほうむ大詫間】の入所者で、系列のディサービスを利用していたということです。

警察は、近くの防犯カメラの映像からワゴン車は佐賀市方面から南進していることが分かっており、ワゴン車が水路に転落した約30メートル手前から、路面などにタイヤや車体の一部をこすったような跡がありましたが、ブレーキ痕はありませんでした。何らかの原因でワゴン車が左に寄り、路肩にはみ出して水路に落ちたとみて調べを進めています。

事故直後の様子

転落直後、乗っていた高齢者たちが必死に「助けて」と窓を叩いていたということです。近くに住む女性が外で立ち話をしていると「ドーン」と大きな音が周囲に響き渡り、事故現場には砂ぼこりが舞い「どこかの小屋の屋根が吹き飛んだのか」と思うほどだったということです。

消防に通報した男性は「金物が落ちるような音がし、車の後ろの部分が沈んでいく瞬間が見えた。すぐに鳴りっぱなしのクラクションが聞こえた」。また、現場の向かいに住む男性は、ドアを開けようとすると車体が揺れてずれ落ちる可能性があるため「大丈夫か?!」と声を掛けることしかできなかったと話しています。

転落した車体は助手席側を上にした状態で、水深は70センチほどとどまっていたいうことです。

事故現場

佐賀県佐賀市川副町大字早津江2641

ネット反応

・多分何処のデイサービスも状況は似たようなものだと思いますが、送迎車の運転手は介護する現場の人間の持ち回りが多いと思います。普段コンパクトカーを運転している人がデイサービスの送迎でハイエースとかを運転するのでかなり危ないです。
・身近じゃないと??が浮かぶかも知れないが、ガードレールがなくすぐ脇が水路って全国に多々ありますよね。
・介護福祉士やヘルパーと運転手の兼務問題については前々から過労運転指摘と不慣れな運転問題で事故例も続き改善が言われていたが又起こしたのかという事故ニュースです。
・健全な施設の場合送迎の運転手は対外2種免許持ちでヘルパー資格を保有する担当が運転すると思っていたのですが?事故を起こした人は若すぎる!
・員がではないけどデイサービスの運転って下手な人いる様な気がする。 過去に3回デイサービスの車にぶつけられ、擦られたりした。こっちはギリギリまで寄せたのに普通にぶつけられてからデイサービスの車来たら避けてます。 普段軽しか乗らないからデカイ車慣れてないんだろうけど、職場で慣れるまで運転させないとか無理なのかな?
・各都道府県の最低賃金でまともなドライバーが入ってくるわけがないです。東京都のデイサービスのドライバーでも時給1000円くらいが普通です。
・送迎車は、介護職員が運転する事も多いです。乗りなれないワゴン車だと若い人でも、事故は起こってしまいますね。送迎は、日により利用者が変わり運転するルートも変わるし色々と大変です。
・全く同じ仕事をしてる20代だけど、とんでもない狭い道にある家に大きい車両じゃないと乗れない利用者(車椅子サイズの関係)の方もいます。更にバス並みの時間制限や、直接後ろから罵声を浴びせられたりプレッシャーのかかる仕事です。そんな状況下での仕事だったという事を知った上で批判してもらいたい。