80代夫婦が死亡 窓閉め切りエアコン使わず 守口市

2019年8月12日午後3時15分ごろ、大阪府守口市大久保町4丁目に住む80代の高齢夫婦が、自宅で亡くなっているのが見つかりました。死亡した2人には外傷はなく、室内の窓や扉が閉め切られており熱気が充満していたことから、警察は熱中症による死亡の可能性があるとして死因を調べています。

エアコンが作動していなかった

死亡したのは、吉田忠雄さん(88)と妻正野さん(86)で吉田さん夫婦は2人暮らしをしていました。忠雄さんは、1階の仏間に倒れ、正野さんは同じ階の洋室のマッサージチェアに座り込むような状態で発見されました。

仏間では扇風機1台が作動したままでしたが、洋室のエアコンは動いておらず、発見時の2人の格好は長袖と長ズボンでした。

警察によりますと、府内に住む長女が今月10日ごろから電話をかけて応答がなかったため、12日に訪ねたところ倒れている2人を発見したということです。正野さんは、6日にゴミ出しをしている姿を近所の住民が目撃していました。

大阪管区気象台によりますと、12日の大阪市(守口市に隣接)の最高気温が36℃で、12日まで35℃以上の猛暑日を4日連続記録していました。