群馬県館林市の川で、84歳の女性の遺体が見つかった事件で、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われている女の初公判が開かれました。
◇ 強盗殺人については「否認」
落合和子被告は、2015年3月に1人もしくは、別の人物と共謀し、栃木県足利市助戸の化粧品販売業、萩原孝さん（当時：84）を金品目的で殺害。殺害後、群馬県館林市日向町の多々良川に遺棄したとして、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われています。
12月5日の初公判で落合被告は・・・
● 死体遺棄について：「手伝ったことはあります」
● 強盗殺人について：「私とは関係ありません」
と起訴内容の一部を否認しています。検察側は、冒頭陳述で「被告には、多額の借金があり、被害者を殺害し、現金を奪う動機があった」などと指摘しました。
◇ 犯行当日は萩原さんと行動をしていた
起訴状によりますと、落合被告は2015年3月25日、県内かその周辺で、首を絞めるなどして萩原さんを殺害（死因は明らかになっていない）。殺害後、現金約50万円を奪い、遺体を川に遺棄したとされています。
萩原さんの死体は2015年4月15日に、頭には枕カバーが被せられ、首にマフラーのようなものが巻かれた状態で、川に浮かんでいる状態で発見されました。犯行当日は、萩原さんらと行動をしており、落合被告と萩原さんは仕事仲間だったということです。
