2019年6月19日、総務省消防庁は2018年の全国の救急出動・搬送者に関する速報値を公表しました。搬送者数は596万202人、統計を取り始めた1963年以降最多となり「高齢者の割合は年々増加している」と同庁は指摘しています。また、事故種別については、急病と一般負傷の割合が増えている一方で、交通事故は減っていることが分かりました。
◇ 高齢者の割合が前年比5.0%増加
2018年の搬送者数は前年と比べて3.9%増え、65歳以上の高齢者の搬送者数に至っては、5.0%の353万9167人で、全体の約6割を占めました。
● 傷病の程度別の搬送者数
・軽症:290万8,667人
・入院が必要な中等症:248万4,790人
・長期入院が必要な重症:48万4,678人
・死亡:7万7,698人
● 事故種別の搬送者数(その他を除く)
・急病:389万848人
・一般負傷:91万2,275人
・交通事故:44万1,571人
・労働災害:5万7,504人
・運動競技:4万3,334人
・自損行為:3万5,128人