2019年3月13日から23日にかけて、大阪府藤井寺市の老人ホームで入居者16人がノロウイルスに集団感染し、このうち男女2人が死亡しました。
◇ 施設は保健所に報告していなかった
ノロウイルスの集団感染があった施設は、大阪府藤井寺市の有料老人ホーム「ViVi藤井寺」です。この施設では、3月13日から23日にかけて70代から90代の入居者16人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。このうちの90代の女性と80代の男性は症状の悪化で、22日に搬送先の病院で死亡しました。
「ViVi藤井寺」は、この事態を保健所に報告しておらず、警察から連絡を受けた保健所が検査をしたところ、亡くなった2人を含む5人からノロウイルスが検出されたということです。