静岡「アポ電」強盗 周辺の高齢者宅でもアポ電相次ぐ

2019年3月16日、静岡県小山町に住む74歳の高齢女性の家に、何者かが押し入り現金100万円を奪って逃走した事件で、事件前に女性宅に現金を用意させる「アポ電」がありました。また、周辺の高齢者宅でも「アポ電」とみられる電話が相次いでいたことが分かりました。

◇ 警察は「不審な電話には対応しないように」と呼び掛ける

今月16日午前4時50分ごろに、静岡県小山町に住む74歳の高齢女性が自宅の寝室で寝ていたところ、何者かが押し入り、布団で押さえつけられ金庫に入っていた現金およそ100万円を奪われました。現在、警察は強盗事件として捜査を行っています。

警察によりますと、事件があった前日に息子を名乗る男から現金を用意するようにと、女性宅に「アポ電」がかかっていました。女性は、電話の指示通り現金を用意していたということです。

その後の調べで、静岡県小山町や隣接する御殿場市でも14.15日までに、高齢者宅に「アポ電」とみられる不審な電話が5件相次いでかかっていたことが分かりました。また、その電話を受けた80代の女性がキャッシュカードを盗まれる被害が出ています。

こういったことから、警察は「不審な電話には絶対対応しないように」と注意を呼びかけています。

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