2017年6月ごろから静岡県内などで、シロアリ駆除などと称し、高齢者ばかりを狙い不正に売り上げていたとして、警察は韓国籍の男らを逮捕しました。
◇ 手口は床下の見える範囲に除湿剤を撒くだけ
逮捕されたのは、韓国籍の「リュウ・キテン」容疑者ら15人です。リュウ容疑者の手口は、過去に床下工事をした住宅名簿を何らかの形で買い取り、高齢者を狙い無料点検と称して自宅に訪問。「シロアリ駆除が必要」「湿気がひどい」などと高齢者に不安を煽り、工事を承諾をさせたとみられています。
◇ 軽作業と短時間で23万円の高額請求をしていた
男らは、工事自体は床下に潜ることもせず、見える範囲に除湿剤を撒いただけで、作業時間はわずか30分で終了。それだけの作業と短時間にもかかわらず、男らは工事代金を高齢者に高額請求していたとされています。
◇ 同じ手口で約1億円を売り上げていた
警察によると、リュウ容疑者は工事に必要な書類を渡さずに、住宅の床下工事の契約を結んでいたということです。またこれらの手口で静岡県内など400件の住宅を繰り返し行い、約1億円を売り上げてたとされています。取り調べに対してリュウ容疑者は「嘘はついていない」と容疑を否認しています。