岐阜・高山市 介護施設で5人死傷 元介護職員逮捕

2017年8月15日午後2時10分ごろ、入所者の女性を暴行したとして、岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」の元職員「小鳥 剛」容疑者(33)を傷害の容疑で逮捕しました。小鳥容疑者は、女性の異変が確認される直前に、1人で女性の居室に居たことが分かりました。

◇ 施設では入所者が相次いで死傷していた

事件があった施設は、岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」です。2017年8月15日に、入所者の女性(当時:91歳)に暴行を加え、肋骨を折るなどの大ケガを負わせたとして、元職員「小鳥 剛」容疑者(33)が逮捕されました。

小鳥容疑者は、女性の異変が確認される約1時間前に、1人で91歳の女性の部屋に訪室し、介助をしていたことが分かっています。警察は、小鳥容疑者が他の職員から目の届かない場所で、暴行を加えていたとみています。

また、介護老人保健施設「それいゆ」では「2017年7月31日~8月中旬」にかけて、入所者男女5人が骨が折れるなどのケガが相次ぎ、うち3人が死亡しています。小鳥容疑者は、いずれの入所者の介護にも関わっていたということです。

さらに、虐待にあった女性4人については、認知症専門棟2階の別々の4人部屋に入所していました。警察は、他の入所者の死傷についても関与している可能性があるとして、捜査を行っています。