【高齢者レク・脳トレ】座ってできるレクリエーション14選

レクリエーションや脳トレといった類のゲームはたくさんあると思いますが、高齢者というカテゴリーになると、病状の問題で体が激しく動かせない人や、車いすを使用している人もいるため介護者は状況に応じたゲームを提供しなければなりません。そこで、ここでの記事では、立って動くことが難しい高齢者や、車いすを利用している高齢者に向けたレクリエーションを紹介したいと思います。

【声レク・脳トレ】日本語と英語の変換発声ゲーム

このゲームは、発声トレーニングや脳トレとして介護施設ではよく行われます。YouTubeに参考動画がありますので、ご覧ください。

動画の様に、介助者が「赤」や「青」と言ったら、参加者は「レッド(Red)」「ブルー(blue)」と発します。この例えは一例で、果物や物、動物などに例えて出題数や出題傾向を変えるとより楽しく行うことが出来ます。

注意点として、一拍空けて、テンポよく、リズムよく答えてもらってください。それがこのゲームのミソです。

このゲームは私もよく介護施設でやっていましたが、かなり盛り上がりますので物凄くオススメです。

【チーム戦】じゃんけんリレー

複数人いると楽しめるゲームの1つが【じゃんけんリレー】です。2チームに分かれて、縦一列に並んで座ります(両チーム向かい合う様に)。先頭の方がバトンを持ち、隣の人とじゃんけんをし、隣の人が勝てばバトンをもらいます。それを繰り返し、最後の人が相手チームより先にバトンを受け取れば勝ちとなります。参考動画は下記のとおりです。

動画では、新聞紙で作った輪ですが、持ちやすい物や渡しやすい物なら何でもよいです。また、人数が少ないようでしたら、最後の人から折り返して先頭の人に戻ったらゴールという形でも良いと思います。

● このゲームの注意点・・・

チーム対抗戦は白熱しすぎる傾向にあります。もし、あいこや負けが続き、前になかなか進まないと、勝負に熱い高齢者の方がチーム内にいると、厳しいヤジが飛んで微妙な空気になりますので、介助者は気をつけてゲームを進行してください。

タオル渡しリレー

ルールは、参加者全員に棒を持ってもらい、開始前に先頭の人の棒にタオルをかけます。先頭の人は、棒にかかっているタオルを棒で隣の人の棒にタオルをかけて渡し、最後の人にタオルが渡れば終了です。

陣形は、輪や直列でもかまいません。また、このゲームはじゃんけんリレーのようにチーム戦にもできるので状況に応じて試してみてください。

私がディサービスで良くやっていたのは、タイムトライアルにして曜日対抗にしてました。ご参考までに。

ボール回しゲーム

まず、椅子を円にして座ります。ただし、座る向きは相手の背中が見える状態で座ってもらいます。次に、ボールを受け取るために手を頭の上に上げて待機し、後ろからボールを受け取ったら、前の人頭の上にある手にボールを渡します。それを繰り返していくゲームです。

腕を高く上げられない人は、横向きに円になり、手をスライドしてボールを受け取っても構いません。YouTubeに参考動画がありますので、ご覧ください。

動画内では、リレーのバトンを受け取るようにしていますが、後ろに手を回すのが辛くない人や、車いすの人がいない場合は動画のようなやり方でも問題ないと思います。

ビーチボールで玉入れ

このゲームで必要な物は【ビーチボール・大きめのタライ】です。まず、円形になりタライを円の中心に置き、参加者はタライめがけて、ビーチボールを足で蹴り上げてタライに入れます。YouTubeに参考動画がありますので、ご覧ください。

このゲームは、ボールを蹴り上げる力の微調整や可動域などが重要になりますので足腰の運動になります。楽しみながら運動不足の解消ができるのがこのゲームの特徴です。

● このゲームの注意点・・・

張り切りすぎて椅子からずり落ちてしまうことがあるので、介助者の方は注意しながらゲームを進行してください。ひじ掛けの椅子でやると安全性が増します。

ホワイトボードを使った連想ゲーム

連想ゲームのルールは、まずホワイトボードに連想された言葉を書く人を決めます。書く人は介助者でもいいですし、参加者から選出しても構いません。

次に連想するお題を決めます。例えば「春」をお題にし、春を連想させる物事を順番に言ってもらいます。順番がまわってきても答えられなかった人は脱落。回答権は隣の人に移り、最後まで残っていた人が優勝です。

このゲームはチーム戦もできます。チーム戦にする場合は時間を決めて、制限時間内により多くの連想ワードが書けたチームが優勝です。

ホワイトボードを使ったしりとり連想ゲーム

ホワイトボードに書く人や最初のお題を決めるところまでは、上記の連想ゲームと一緒です。

しりとり連想ゲームのルールは、例えば、最初のお題が「春」とし、最初の回答者が春を連想させるキーワードを答えます。回答者が「花見」と答えたとして、次の人は「花見」を連想させるキーワードを答えていきます。この場合だと「花見」➡『お酒』と答えたら、次の人はお酒を連想させるキーワードを答えます。例えば次の人が「日本酒」と答えたら、次の人は「居酒屋」➡『○○○』といった感じにバトンタッチをしていくゲームです。

チーム戦でやる場合は、上記の連想ゲームと同様に制限時間内を決め、より多くの連想ワードが書けたチームを優勝にすると良いと思います。

うちわで紙コップ落とし

● 用意するもの
・紙コップ
・うちわ(人数分)

うちわで紙コップ落としは、うちわで紙コップを扇ぎ、相手側に多くの紙コップを落としたチームが勝ちです。人数は、最低4人以上からできます。

まず、テーブルを挟んで人数がなるべく均等になるように紅組と白組に分かれ、各々にうちわを1つずつ持ってもらいます。

テーブルの真ん中には紙コップを配置し、開始の号令と共に両チームが紙コップに対してうちわで扇ぎ、相手側に紙コップを落とします。

紙コップの数は、参加者が人数プラス3~5個増やすと良いでしょう。また、紙コップの数が偶数だと両チームが同じ数の紙コップを落とす可能性があるため、奇数にすると良いでしょう。

紙コップ入れ競争レク

● 用意するもの
・紙コップ(牛乳パックでもOK)
・固めの棒(人数分)
・籠

紙コップ競争レクは、相手チームより多くの紙コップを籠に入れた方が勝ちというレクです。開始人数は最低2人以上からできます。

まず、中央を空けつつ両チームが向き合う形で紅組と白組に分かれ、各々に棒を1本持ってもらいます。中央に空いている場所に紙コップをばら撒き、紅組と白組と書かれた籠を置きます。

開始の号令と同時に、参加者は自チームの籠に紙コップを入れ、終了の号令まで多くの紙コップを入れたチームが勝ちになります。終了のタイミングは、時間制にするか、全ての紙コップを入れるかなど、介護職員の判断で決めると良いでしょう。

このレクのワンポイントアドバイスとして、自立レベルにもよりますが小さい紙コップだとすくいづらくなるため、少し深めの紙コップの方がすくやすくなります。なかなか紙コップがすくえないと、すくうことに固執しすぎて椅子からのずり落ちたり、逆にストレスが溜まってイライラしてしまうといった方も出てきますので、注意が必要です。

射的レクリエーション

● 射的の弾作り:1:46~
● 射的台作り(ピストル):5:30~
● 的作り:7:45~
● 射的開始:9:00~
● 飛ばすコツ:10:09~

● 用意する物
・牛乳パック
・輪ゴム
・紙(的に使う)
・テープ
・カッター
・ハサミ
・カラー油性ペン

この射的レクをする前に、射的に使う道具を工作する必要があります。ただ、1度工作してしまえば、壊れるまで射的レクを楽しむことができるので、とてもおすすめです。

射的レクリエーションの遊び方のワンポイントアドバイスとして、人数が多い時などは弾を飛ばす距離を競うレクにすると、とても盛り上がります。

テーブルスケートレク

● 用意するもの
・紙コップ
・ピンポン玉サイズのボール
・紙

テーブルスケートレクは、テーブルに点数が書かれた紙を敷き、スタート地点から紙コップを滑られせ、紙コップが止まった場所の点数を競うレクになります。投げる回数は、3~5回くらいが良いでしょう。紙コップが点数の敷居を跨いだ場合は、紙コップがどちら寄りかで判断すると良いと思います。

お手玉ダーツレク

● 用意するもの
・お手玉
・大きいサイズの紙
・油性ペン

お手玉ダーツレクは、大きい紙にダーツのように点数を書き、その点数を目掛けてお手玉を投げて楽しむレクになっています。

チーム戦でやる場合は、紅組白組の2チームに分かれ、それぞれ投げた合計点を競うようにすると盛り上がります。ゲームの進行をスムーズにするために、紅組白組用の的を作っておくと良いでしょう。

参考動画では、10、30、100と単純な的でしたが、自立レベルが高い人が多いようなら、さらに点数を刻んだり、マイナス点も入れるとさらに白熱します。ぜひ、試してみて下さい。

お手玉を動く箱に入れるレク

● 用意するもの
・お手玉(人数×3)
・ひも付きの箱

お手玉を動く箱に入れるレクは、介護スタッフは糸が付いた箱を中央で引っ張りながら動き、参加者はその箱めがけて入れていくレクになります。

参加者にはいくつかのお手玉を持ってもらい、中央を囲む形で椅子に座ってもらいます。開始の号令と同時に、お手玉を籠に目掛けて入れてもらいます。これは競うというよりかは、動いている籠に目掛けてお手玉を入れるという単純なレクになります。

私も実際に施設でこのレクをやっており、参加者曰く「動いている籠に入った時の爽快感は快感」と言われたことがあります。ぜひ、参考にしてみてください。

このレクの注意点としては、狙いを定めすぎて前屈みになりがちになるので、介護スタッフの方は注意しながらレクを進行してください。

お手玉で風船飛ばしレク

● 用意するもの
・お手玉(人数×5つ)
・風船(5~10個)
・テープ

お手玉で風船飛ばしレクは、まずテープで正方形の囲いを作り、その中に膨らませた風船を入れます。参加者には、お手玉で風船に目掛けて投げてもらい、風船を囲いの外にできる限り出していくレクになります。

投げてぶつけるという動作はストレス解消にもなるので、とてもおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
高齢になると「立つのが大変」「立てるけど転倒の危険性がある」「普段は車いすでの生活」という人は多くいます。そのような状況でも適度に体を動かし楽しく参加できるレクリエーションをここでは紹介させていただきました。ただ、紹介したレクリエーションはかなり盛り上がります。

その際に注意していただきたいのは、勝ち負けにこだわる高齢者の方がいると野次などが飛び交う場合がありますので、介助者の方は十分に気をつけて進行してください。