高齢者にオススメのプロテイン5選を紹介

プロテインと聞くと、筋トレをしている人が飲む物や食べる物と思われる方もいると思います。それは間違いではないのですが、プロテインにも色々な種類があり、色んな用途に適したプロテインが存在します。もちろん、その中には体を大きくするために特化したプロテインもありますが、高齢者の方の多くは体を大きくするためのプロテインを飲むより、健康維持や改善に特化したプロテインがオススメです。ちなみに、1日のたんぱく質の摂取量は、若者や高齢者に限らず【体重×1.0~1.2g】が望ましいと言われています。しかし、その目安量を食事だけで摂るというのは正直至難の業ではないでしょうか。ここでの記事では、「食事はあまり摂れないけどプロテインは摂りたい」と思っている高齢者のために、効率よくプロテインが摂れる商品5選を紹介したいと思います。

高齢者にオススメのプロテインを紹介

高齢者の方で、体を使う仕事(畑仕事、土方など)をしている人や運動をしている人は活動量が多いので、食事量が減ることはないと思いますが、そうではない高齢者の方は昔より食事量が減っているのではないでしょうか?

冒頭でも少し触れていますが、1日のたんぱく質の摂取量の目安は、体重×1.0~1.2gが必要と言われています。例えば体重が60kg人だと1.0gだと60gのたんぱく質が必要ということになりますので、これを食べ物だけで補うのは大変だと思います。

また、「たんぱく質が必要」と言われても、健康を考えたらたんぱく質だけ摂っていれば良いというわけでありませんので、たんぱく質の量を考慮して他の食材も取り入れると、食べる量は多くなります。そこで、「そんなに食べられない!」という高齢者の方に向けた少量でも沢山たんぱく質が摂れるプロテインを紹介したいと思います。

料理や飲み物に混ぜるだけ:メイプロテイン

こちらの商品は、料理や飲み物に混ぜるだけでたんぱく質が摂れるプロテインです。混ぜるということは「味が変わるのでは?」と不安になるところですが、ほとんど味に変化はありません。ただ、白い粉なので料理や飲み物によっては、見た目が白っぽくなることはあります。

ちなみに、こちらの商品は14包入りで、1包当たりのたんぱく質の量は5gです。手軽且つ、普段の食事に混ぜるだけで5gのたんぱく質が摂れるのがこの商品のいいところです。

プロテインパウダー:ディアナチュラ アクティブ

こちらの商品は、上記で紹介した商品と若干似ていますが、このアサヒグループが出している【ディアナチュラ アクティブ】は、水や牛乳などに混ぜて飲むタイプになっています。味はカフェオレになっていますが、カフェインレスのため就寝前に飲んでも大丈夫です。

そして、肝心のたんぱく質の量ですが、付属されているスプーン3杯で22.5gとなっており、1杯だとおよそ7gになっています。

スープでたんぱく質を摂る:コーンクリーム

こちらの商品は、味の素の子会社である【クノール】が出しているスープです。1食分(29.2g)に入っているたんぱく質の量は8.0gになっています。

スープだとスルスル飲めると思いますし、今の時期は寒いので体が温まって良いと思います。また、クリームスープなので多少トロミはありますが、飲み込みが悪い方で心配な方はトロミ剤を少しつけて飲むことをオススメします。

病院・介護施設では定番:メイバランス

この商品は明治から出されている栄養補助食品【メイバランス】です。私が働いていた介護施設でも栄養状態が悪い人や、まともに食事が摂れない人にメイバランスを提供していました。

このメイバランスは、高カロリー栄養補助食品の分類になるのですが、たんぱく質だけではなく他の栄養素も同時に摂ることができるので万能食に近いのが特徴です。また、最近では災害が多いので、非常時に備えて蓄えておくの有りだと思います。

そして、肝心なたんぱく質の量ですが、1本125mlあたりで、7.5gが入っており、メイバランスはさまざま味の種類がありますのでぜひ試してみてください。

舌だけで潰せるゼリー:果実のゼリー

こちらは、舌だけでも潰せる軟らかいゼリーとなっています。内容量は1個あたり65gと少量なのですが、この中に入っているたんぱく質の量は5.0gあります。味は、オレンジと巨峰の2種類とバリエーションは少ないですが、あまり食欲が無い方や食後のデザートとして食べられてはどうでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか。
たんぱく質を補う栄養補助食品は多く出回っていますが、正直どの商品を選んだら良いか分からないと思います。ここでの記事では、料理や飲み物に混ぜるタイプ、飲料のように飲むタイプ、食後に食べるタイプといった用途別に紹介しました。気をつけてもらいたいのが、栄養補助食品は、あくまで補助ですので、これらばかりだけを摂るということはしないでくださいね。