冬の季節になると、毎年猛威をふるうインフルエンザ。インフルエンザは、風邪とは違い一度かかると高熱はもちろんのこと、倦怠感、頭痛など体の至る所に異常をきたします。さらに、免疫力が弱っている人や高齢者がかかると、場合によっては死に至るほどの恐ろしい病気です。そのため、然るべき対応や予防を行わなければ、あとあと大変なのことになります。ここでの記事では、インフルエンザの症状と予防対策についてお伝えしていきたいと思います。
目次
インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザは、風邪とは違いインフルエンザにかかると突然38℃以上の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、倦怠感、食欲不振など全身症状が強く現れます。下記に、インフルエンザとかぜの特徴を比較しましたので、ご覧ください。
インフルエンザ | かぜ | |
発症時期 | 冬季から春先までが発症のリスクが高い (11月~4月) |
常に発症のリスクあり |
主症状 | ・倦怠感 ・食欲不振 ・発熱 ・頭痛 ・咳 ・筋肉痛 ・鼻水 ・鼻づまり |
・喉の痛み ・くしゃみ ・鼻水 ・鼻づまり |
症状の進行 | 急激 | 緩徐 |
発熱 | 高熱(38℃以上) | 微熱(37~38℃) |
合併症 | ・気管支炎 ・インフルエンザ肺炎 ・細菌性肺炎 ・中耳炎 |
・まれに罹る |
重篤な合併症 【基礎疾患 (心臓・腎臓・呼吸器が弱い方)を持っている方がなる傾向にある】 |
・急性脳症 ・慢性呼吸器疾患 ・筋疾患 ・糖尿病 ・心臓病 ・腎不全 |
・ほぼなし |
原因ウィルス | インフルエンザウィルス ( A型・B型・C型) |
・ライノウィルス ・アデノウィルス ・コロナウィルス など |
インフルエンザの種類ごとの特徴
インフルエンザには、主に3つの種類があり、特徴も異なります。下記に、種類ごとの特徴をまとめましたので、ご覧ください。
A型 | B型 | C型 | |
特徴 | 多くの突然変異株(※)が存在しており、増殖力が速く、感染力が強いため流行しやすいのが特徴。
38℃以上の高熱、関節痛、悪寒、筋肉痛などの症状がよくみれる。 |
A型のように突然変異は起こさないため、大流行を起こすことが少ない。
しかし症状は重いため、数年おきに流行し猛威をふるう。 A型の次に流行しやすいウィルスといわれている。 |
多くの人は免疫を持っているため、かかることはほとんどない。
もしかかったとしても、風邪程度の症状。 |
※突然変異株とは、親株とは全く違った株を持つこと。また新型インフルエンザというのは、突然変異株によって新たなウィルスに変化したことを指します。いわゆる、ウィルスのフルモデルチェンジです。
インフルエンザの進行の特徴
インフルエンザウィルスに感染してしまった場合、約1~3日の潜伏期間後に、インフルエンザを発症します。
発症後約1~3日目は、38℃以上の高熱や全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が強く現れます。4日目以降から症状が徐々に落ち着いていきますが、咳や鼻水、喉の痛みなどの「呼吸器症状」が現れます。
また個人差はありますが、悪心(吐き気)などの「消化器症状」も出る場合があります。完全治癒まではおよそ10日ほどかかると言われています。
経過日数 | 症状 |
潜伏期間:約1~3日 | 目立った症状なし |
発症から1~3日目 (全身症状) |
● 全身症状 ・38℃以上の高熱 ・全身倦怠感 ・食欲不振 ・頭痛 ・筋肉痛 |
発症から4~10日目 (呼吸器症状・消化器症状) |
● 呼吸器症状 ● 消化器症状 ・咳 ・悪心 ・鼻水 ・腹痛 ・鼻づまり ・下痢 ・喉の痛み |
インフルエンザの予防
インフルエンザウィルスは、発症1日前から完全治癒まで、周囲の人にうつす可能性があります。また、「発症後から3日間」は最も感染力が強いため特に注意が必要です。
さらに、4日目以降に熱が下がっても、インフルエンザの感染力は残っているため、鼻や口、目、肌などを介して感染することがあります。
また、空気が乾燥していると、喉の粘膜の防御機能が著しく低下するため、インフルエンザにかかりやすくなります。
乾燥しやすい冬場では、加湿器などを利用し「55~60%前後」の湿度を常に保つことが有効とされています。
インフルエンザ対策
インフルエンザワクチンの接種(予防接種)
インフルエンザワクチンとは、インフルエンザウィルスの活性を失わせ、免疫を作るのに必要な成分だけを取り出したものを、インフルエンザワクチン(不活性ワクチン)と言われています。
また、インフルエンザワクチンの接種で、インフルエンザにかかってしまうという誤解をしている方もいますが、あくまで不活性なので、感染力はありません。
ワクチンを打ってもかかる時はある
インフルエンザワクチンは、その年の流行りの型を予想して、ワクチンを生成します。仮に、予想とは違うインフルエンザの型にかかった場合でも、全く効果が無いわけではなく、「50~60%」ほどの予防効果があったと報告されています。
また、特に「高齢者」や「心臓、腎臓、呼吸器系が弱い方」は、ワクチン接種を強く勧めます。政府でもこういった方への「定期接種」を強く勧めているほどですので、副作用が出たことがある人以外は、是非ワクチン接種をしてください。
マスクの着用
インフルエンザウィルスの感染ルートは、主に人からの「咳・くしゃみ・つば」などによる飛沫感染です。ウィルスの飛散後は、鼻腔などから入り感染します。そのため、他者からの感染などを防ぐために、飛散防止をする必要があります。
また、自身への予防対策も重要ですが、インフルエンザウィルスを周囲へ拡散させないためにも、自らもマスクを着用することが大事です。
インフルエンザウィルスが活発な期間は、およそ11月~4月ごろと言われています。しかし、半年間と長いためマスクも出来れば良質で、量があるものがよいと思います。下記に、良質で多くマスクが入っている商品を紹介したいと思います。
|
|
こちらのマスクは、安心安全の日本製マスクです。またこのマスクは医療現場でも使われているマスクですので、性能はお墨付きです。ちなみに、私も現場に居たときは、このマスクを使用してました。そして今も使用しています。
● 鼻がむずむずする感覚はなかった。
● メガネの曇りを防止するフィルターもついているため、曇りづらい。
● 特殊な加工が施されているため、息苦しさは他のマスクと比べて感じない。
◎ 耳にかけなくても良い付属品もついているため、楽にマスクがつけられる。
そして、このマスクの最大の特徴なのが、高性能なサブミクロンフィルターを採用しているため「0.1ミクロン」サイズの異物を99%以上シャットアウトします。
・インフルエンザウィルスの大きさは、「0.1ミクロン」と言われています。
・インフルエンザウィルスが、「くしゃみ」「咳」などを介すと水分に覆われるため「5ミクロン」以上の大きさになります。
そのため、マスクには一定の効果があるとされています。
こちらのマスクは、とても人気があるのでよく品切れになっていることが多いです。ゆえに信頼できるマスクとも言えます。本当にお勧めです。
加湿器を上手に使用
冬場の室内は、乾燥しがちです。インフルエンザウィルスは、乾燥すればするほど活発になり、また人間の粘膜などの防御機能が低下するため、よりかかりやすいと言われています。
そのため、インフルエンザウィルスにかかるのを防ぐためには、一定の湿度を保つ必要があります。
|
こちらの加湿器は、給水回数が少なくて済む大容量の5.5リッターです。給水時も上から入れるタイプのため簡単です。
また良いとこどりのハイブリッド式加湿器のため「ハイパワー」「省エネ」「静音」「衛生的」に考慮された製品です。
加湿機能の範囲は「木造和室の場合:10畳」「洋室の場合:17畳」となっています。運転時間については「強:10時間」「弱:36時間」と長時間のため、夜につけても朝まで持ちます。またサイズもコンパクトなので、置き場所に困ることはありませんので、乾燥対策にお勧めです。