高齢者が英語を学習するメリットとは オススメな学習法を紹介

英語と聞くと、学生やビジネスマンだけが覚えると思っている方が多いのではないでしょうか?最近では、オリンピックが東京に招致されたことを皮切りに英語を学ぶ高齢者の数が増えてきているとも言われています。また、新しいことを始めることで今まで使っていなかった脳が活性化されるため認知症予防の効果も期待できる点もあり、今では英語の学習は高齢者にも人気です。

ここでの記事では、まだ英語の学習を始めていない方、これから始めようとしている方に向けて、高齢者が英語を学習するメリットと学習法などについてお伝えしたいと思います。

英語を学習するメリットとは

「そもそも高齢者が英語を学んでも意味があるの?」といった意見や考えを持っている人は少なくありません。確かに、学生やビジネスマンだと使う機会は容易に想像ができますが、高齢者となると学校や会社に通っている訳ではないので「どこで使う?」と思うかもしれませんよね。ですが、高齢者が英語を学習するメリットはあります。それをここでは紹介したいと思います。

メリット1:交流の幅が広がる

これは英会話教室などで英語を習う場合です。塾などに行けば、必ず誰かはいます。少なくても講師はいますよね。習い始めは英語でコミュニケーションをとるのは難しいかもしれませんが、それでもジェスチャーや日本語だったりと相手とコミュニケーションをとると思います。この【相手と対話をする】という気持ちや行動がとても大事になります。

よく聞く話が会社を退職すると、人と話す機会が減ってきたという人は多くいます。しかし、英会話教室などに行けば人見知りなんて言ってられず、授業なので強制的に人と交流をすることになります。少し変わった交流方法ではありますが交流の幅は広がりますし、ただ人と会話をするだけではなく英語も学べるため刺激的な生活を与えてくれます。

メリット2:英語で脳トレ

脳トレにはさまざまな種類がありますが、その中の1つが【英語】です。なぜ、英語が脳トレになるのかと言うと、そのまんまになりますが【学習することで脳が使われるからです】。正直いうと、脳トレを重きに置くならば英語でなくても良いです。ですが、恐らくこの記事を見ているということは、少なからず英語に興味があるからだと思います。

英語の学習を行ってはみたものの、英語が話せないということはよくある話です。しかし、英語が話せなくても英語を話せるように脳を使って努力はすると思います。そこが脳トレになるポイントです。

認知機能が低下する要因の1つが脳内の血流の悪化と考えられています。血流が悪くなると、脳に必要な酸素や糖が運ばれづらくなり、その状況が長期にわたり継続されると脳が衰えていきます。そうならないためにも、脳の血流を良くし脳を活性化させる意味として、英語は脳トレに適しています。

脳トレと健康的な生活で認知症予防を目指す

活動の幅が広がる

冒頭でも軽く触れていますが、今年は東京でオリンピックが開催されます(札幌はマラソン)。となると、外国人観光客が沢山来日します。例えば、まだ仕事をしている人でサービス業の方だと英語を使う機会が増えるかもしれません。オリンピックでないにしろ、近年では訪日外国人客は多いので、道を尋ねられたりした時にも生かせるかもしれません。

プライベートの話で言えば、中学生レベルの英語力まで身につけられれば海外旅行をしても何とかなります。

また、定年退職後でも英語力を生かした仕事に就くことも出来ますので、年金にプラスして新たな収入を得ることも出来ます。ただ、仕事としてやる場合は英検ではなくTOEICの学習がオススメです。理由としては、英検よりTOEICのスコアが入職条件にしている会社が多いからです。

求人でよくある業務内容が【英文事務・英文経理・翻訳】です。その中でも翻訳業がオススメで、翻訳業は在宅ワークもあるため、例え車いす生活になっても手さえ動かせば出来るからです。また、年齢制限がないところも多いため英語さえ出来れば、年齢による不利はそこまでありません。

インターネットで【高齢者 英語 求人】と検索すれば意外とありますのでご参考までに。

オススメな英語の学習方法

英語を学習するメリットが分かったことで、次は学習方法です。英語をこれから始める人にしてみれば、ここが肝心ですよね。それを次に紹介します。

高齢者にオススメな英語教材を購入

「そんなの分かっている!」と怒られそうですが、まずはこれが無難です。恐らくですが、全くの素人がいきなり英会話教室に言ってもチンプンカンプンだと思います。さらに、毎日通えば変わるかもしれませんが、その様な状態で週1・2回行くだけでは上達しません。ですので、英語を初めて触れる人であれば【英語とは何ぞや?】というところを解消する必要があります。

まずは、英会話教室に行く前の予習という意味でも、自分に合った教材を自学自習することをオススメします。

英会話教室に通う

ある程度、自宅で自学自習を経た後に英会話教室に通うことをオススメします。教材である程度英語を理解できても、実際に話す場面に出くわすと急に頭が真っ白になります(私がそうです)。そのため、実践という意味で、英語を話せる場所に行くことが重要になります。

その中でも高齢者にオススメなのが【ECCやイーオン、トライズ】などといった大手英会話教室です。

その理由は、大手ならではの厳しい英語教師の選考と社内教育があるからです。もちろん、個人でやっているところがダメという訳ではありませんが、個人教室だと講師は1人か2人でやっていることが多く、軽いノリでやっている場所も少なくありません。また、自分に合わないと感じた場合は辞めるしかありませんしね。

一方、大手は講師の数が違うため自分に合った講師が見つかる確率が上がり、講師も本気で指導をしてくれます。また、【オンライン授業、グループ授業、テスト、面談、情報メール】や、入会の面談を通して数多くあるコースの中から自分の目的に合ったコースを選定してくれるのが大手の最大の特徴でもあります。

ただ、「気楽にやりたいわ~」というのであれば個人でやっている所でもいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
何でもそうですが、何のために英語をやるかが大事になります。脳トレとして気楽にやりたいのか、手に職をつけるためにやるのか、海外旅行を目的にやるのかといった目的によって勉強方法は変わると思います。どんな目的にせよ、本記事で触れているメリットは必ずありますので、やる価値はあると思います。