皆さんは、高齢者が観ている『テレビの音量が大きい』といった経験をしたことはないでしょうか?
私の祖父も年を重ねるごとに耳が遠くなり、テレビの音量がとても大きかったのでイヤホンをプレゼントしたことがあります。
しかし「イヤホンだと距離が短かい」、「耳が痒くなる」と言われ、悩んだ時がありました。
そんな時に、テレビの音量を大きくせずにテレビが楽しめる『手元に置くスピーカー』を知り、プレゼントをしたところ、すごく喜んでくれました。
ここでは、私と同じようにテレビの音量が大きすぎて困っている方や、快適にテレビを視聴したいという高齢者のために、テレビ用の手元スピーカーを紹介したいと思います。
目次
テレビ用手元スピーカーには、さまざまな種類や機能があるため、どれを選べばよいか分からないといった方がいると思います。
そこで、ここでは「あ!この商品は私にピッタリ!」、「これはおじいちゃん、おばあちゃんに良さそう」とすぐにでも分かる選び方をお伝えしたいと思います。
テレビ用手元スピーカーには、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、有線タイプ。2つ目が、ワイヤレス・無線タイプです。
次で、それらの特徴について見ていきたいと思います。
有線タイプのテレビ用手元スピーカーは、テレビの出力端子に付属のケーブルを接続して使用するため、難しい設定はなく、購入後すぐに使用できるのが最大の特徴です。
そのため、使用者が高齢者で難しい設定ができないという方であれば、有線タイプのテレビ用手元スピーカーが大変おすすめです。
機能面でも優秀で、テレビにスピーカーを直接繋げるため、映像と音声のズレが生じづらく快適に視聴することができます。
しかし、難点として有線がゆえに、テレビを視聴する位置が遠ければ遠いほど、適した長さのケーブルが必要になるため、購入前にどの程度の長さが必要かを事前に確認する必要があります。
ワイヤレス・無線タイプのテレビ用手元スピーカーは、テレビとスピーカーを繋ぐケーブルがないため、離れた場所でも使用することができます。
また、お部屋がすっきりして見え、配線で足を引っ掛ける心配もないので、つまづきやすい高齢者の方にはおすすめです。
ただ、通信状況や住環境などによっては、音声が飛んだり、音がズレることがあります。
完璧ではないですが、ワイヤレス・無線タイプの接続規格が2.4GHz帯だと壁などの遮蔽物などがあっても、比較に遅延なく安定して聴くことができます。
メーカーによっては、自社特有の機能を備えたテレビ用手元スピーカーがあります。
テレビ用手元スピーカーの電源方式には、コンセントから給電するACアダプターやUSBタイプ。充電式、乾電池で使用する電池式などがあります。
自宅のみでしか使用しない方は、ACアダプターやUSBが適しています。
持ち運んで使用する方は、充電式や電池式がおすすめです。
ミライスピーカーは、蓄音機をヒントに作られた世界初の特許技術曲面サウンドを搭載し、テレビの音量を大きくしなくても、音声がクリアに聴くことができるのが特長です。
高齢者の中には「音声が崩れて聴こえる」、「小さい音が聴こえない」と悩まれる方は多くいます。
そういった方に対して、テレビの音量をただ大きくしただけでは、音声が崩れたまま大きく聴こえるだけなので逆に不快になります。
さらに、一緒にいる家族も不快になるため、家族団らんの機会を奪います。
しかし、ミライスピーカーの曲面サウンドから出る音は、高齢者が聞き取りづらい高音域の音を大音量にしなくても広範囲に届けることができます。
それを裏付けるかのように、ミライスピーカーを利用した高齢者ユーザーの方からは「言葉の形が整って聴こえる」、「大きな音量にしなくてもいいので、家族と一緒にテレビが観れる」、「小さい音量でも遠くまで聴こえる」といった称賛レビューが多く寄せられています。
スピーカーの利用に関しては、本体とテレビのイヤホンジャックにケーブルを繋ぎ、スピーカーの電源を入れるだけで使えます。また、スピーカーはテレビ以外にも、イヤホンジャックがついている機器でしたら使用可能なので、スマートフォンやパソコンなど幅広く利用することができます。
現在、公式オンラインストアからミライスピーカーを購入すると、使用有無問わず、30日間返金保証がついているので、万が一自分に合わなかった場合でも安心です。
テレビの音声が聞き取りづらく悩んでいる高齢者の方には大変おすすめのスピーカーになっていますので、ぜひこの機会に購入されるとよいでしょう。
こちらのライソンの商品は、有線タイプやワイヤレス・無線タイプのどちらでも使用できるテレビ用手元スピーカーです。
有線にする場合は5mの配線が付属されていますので、そちらをテレビに接続して聴くことができます。
無線使用時の最大伝送距離は10mとなっていますが、あくまで最高環境の場合です。
家具や壁などの遮蔽物があると、伝送距離は短くなりますので注意が必要です。
電源方式はACアダプターとなっています。
こちらのオーディオテクニカの商品は、『はっきり音』機能が搭載されており、ニュースの音声やドラマのセリフなどが聞き取りやすくなっています。
そのため、聞き逃しをよくする方にはおすすめです。
テレビの音声と連動して本体の電源が自動でON/OFFになるため、万が一、スピーカーの電源を切り忘れても大丈夫です。
電源方式は乾電池(別売り)で、スピーカーの他に5mの配線が付属されています。
こちらのオーディオテクニカの商品は、音圧を上げて、音質補正がされる機能が搭載されているため、ニュースの音声やドラマのセリフなどが聞き取りやすくなっています。
そのため、テレビの音を大きく上げなくても快適に視聴することができます。
電源方式は乾電池(別売り)で、5メートルの配線が付属されています。
山善のキュリオは、税込み3,000円未満ととても安価で、接続方式も簡単なため購入後にすぐに使用することができます。
電源方式は、ACアダプターと乾電池の2電源対応しているため、使用状況によって使い分けることができます。
配線の長さは、5メートルです。乾電池の使用の場合の連続持続時間は、約45時間となっています。
日本アンテナ・きくリモは、リモコンとスピーカーが一体となったテレビ用手元スピーカーです。
有線接続のため、複雑な設定がなく、付属の配線でテレビに繋ぐだけですぐに使用することができます。
国内メーカー9社(パナソニック、ソニー、シャープなど)のテレビに対応しています。
電源方式は、電池式です。
KENWOODから出ているテレビ用手元スピーカーは、高温性オーディオアンプと高磁力ネオジウムユニットが採用により、テレビの音が大きくハッキリと高音質で聞こえるのが最大の特徴です。
一度、テレビと接続してしまえば、ダイヤルの音量調整だけでよいので、高齢者の方でも安心して使用することができます。
電源方式は、単三電池×2(別売り)です。
こちらの400-SP087Wは、テレビのイヤホンジャックに接続し、電源をONにするだけですぐに使用することができます。
「そうは言っても、私にもできるかな」と不安な方でも商品到着後、取扱説明書が付属されているので、安心して使用することができます。
保証期間は、購入日より6ヶ月ですので、万が一不具合があった際でも安心です。
電源方式は、単三乾電池×4の電池式と、USB給電の2種類から選ぶことができます。
こちらの商品は、ワイヤレス・無線、有線どちらでも使うことができます。
無線使用時の通信最大距離は30mです(直線距離・遮蔽物なしの場合)。
本体には、リチウムイオンバッテリーが内蔵されているので自由に持ち運びができ、且つ連続使用時間が8時間となっています。
また、本体部分にイヤホンジャックが搭載されているので、イヤホンでも聴くことが出来ます。
設定方法に関しては、付属されている送信器に電源ケーブルと音声入力ケーブルを接続し、送信器をテレビのイヤホン端子に接続します。あとは電源をONにするだけで使用ができます。
販売元の公式で、動画で使い方も公開していますので、購入して分からない人は見てみるとよいでしょう。百聞は一見に如かずです。
電源方式は、ACアダプター・USBです。
こちらのパナソニックの商品は、上向きスピーカーになっているので音が広がりやすくなっています。
さらに、人の声が強調される『快聴音』機能が搭載されているため、ニュースの音声やドラマのセリフが聞き取りやすくなっています。
設定方法ですが、出荷時にペアリング済みのため、テレビにワイヤレス送信機を接続するだけで聴くことができます。
電源方式は、ACアダプターと充電式電池です。
こちらのソニーの商品は、人の声を聴きやすくするために、今までの左右のステレオスピーカーの中央に【『声』用スピーカー】を搭載。
『声』用スピーカーは、左右のスピーカーとはボックスを分け、左右のスピーカーからの影響を抑えたことでひずみが減り、すっきりとしたクリアな声を再現することができます。
さらに『はっきり声』機能によって声をはっきり際立たせてくれます。
音声の低域をリアルに再現する【パッシブラジエーター】を本体の左右側面に搭載することで、人の声の低域をしっかりと出すことができるので、声の質感がよりに伝わりやすくなっています。
声用スピーカーの構造と配置および音声処理に関して、現在SONYは特許出願中です。
他にも、音途切れや音ズレの少ない2.4GHz無線伝送方式、無線部分の受信アンテナにはダイバーシティアンテナを採用しています。
ダイバーシティアンテナとは、複数のアンテナで同一の無線信号を受信し、より良い信号を優先的に切替えてくれる技術のことです。
ちなみに、今回紹介したSRS-LSR200 ソニーと前に発売された従来型と比べると、音の途切れや音ズレが少なくなっています。
接続方法に関しては、ケーブルや送信機にカラーの数字ラベルを貼付。取扱説明書も大きなカラー表示で、カラーラベルの数字通りに差すだけで買った日からすぐに使うことができます。
電源方式は、充電式になっています。
シンプラス SP-LD100は、音声が途切れにくい2.4GHzを採用しており、送信可能距離は約30mです。
シンプラス SP-LD100には、クリアボイスボタンがあり、ボタンを押すとテレビの人の声がより聞えやすくなるため、快適に視聴することができます。
テレビリモコン一体型なので、一台で2役をこなすことができる優れものとなっています。
電源方式は、充電式で連続使用時間は約11時間です。
サンワサプライ 400-SP064Wは、運用電波帯域は2.4GHzで、送信可能距離は約25mになっています。
400-SP064Wは、テレビ用スピーカー以外にもスマホや音楽プレイヤーにも使えます。
「音楽向き」と「テレビ向き」の2種類の音質の切り替えができるため、用途に合わせた使い方ができるのがこちらの商品の最大の特徴ともいえます。
電源方式は充電方法で、連続使用時間は約7時間となっています。
キュリオムリモコンスピーカーYTR-200は、テレビリモコン、AM/FMラジオが搭載されているテレビ用手元スピーカーです。
特に、自然災害が多くなっている昨今においては、ラジオは必要不可欠ともいえます。
スピーカー兼リモコンとして近くに置き、いざという時にはラジオとしても使用ができるキュリオムリモコンスピーカーは、一家に一台といっても過言ではないのではないでしょうか。
使用方法は、付属の送信機をテレビに接続するだけなので、簡単に使用することができます。
電源方式はACアダプター、単三乾電池×4本の2電源方式です。
ネックタイプのワイヤレススピーカーの役割は、手元スピーカーとイヤホンの中間にあたります。
耳にはめ込むのは嫌だけど近くで音を聴きたいという方、室内を移動しながらでも音を聴きたいという方には、この商品がおすすめです。
このソニーのワイヤレススピーカーは、小型ながらも高音質を売りにしており、左右それぞれのスピーカーに低音を増強する振動板【パッシブラジエーター】が搭載されているため、映画のアクションシーンや、ライブ映像のドラムやベースなどの低音部分が振動として再生されます。
そのため、耳に入る音と振動が一体になり迫力のある音質を体感することができます。
ただ、スピーカーの重さは335gあり、使用するためには本体を肩に乗せるため、肩が凝りやすい人には向かないかもしれません。
ちなみに、335gを他の物にイメージすると【350mlの缶ビール】より少し軽い感じです。
最大伝達距離は約30m(直線距離・遮蔽物なしの場合)、送信周波数帯は2.4Ghz帯、連続使用時間は約7時間、電源方式は充電式となっています。
いかがでしたでしょうか。
年を重ねると、耳が遠くなりテレビの音が聞き取りにくくなってきます。そうなると、どうしても音量が大きくなり、同居している家族や介護施設の人に迷惑をかけるという場面が出てきます。
そんな時に、有線やワイヤレス・無線タイプの手元スピーカーを上手く活用することで、そういった問題が解消できるかもしれません。
ここでの記事を参考に是非使ってみて下さい。