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基本的に国が作る文章は、普段使わない言い回しや難しい言葉が羅列してあり、一瞬「?」となる部分が多いですよね。ここでは出来る限り分かりやすく高齢化対策について説明していきたいと思います。
まず高齢化対策については、国が指針としている「高齢社会対策基本法」というものを元に対策を行っています。では実際に高齢社会対策基本法は実際どういったものなのか紐解いていきたいと思います。
国民一人一人が生涯にわたって安心して生きがいをもって過ごすことができる社会を目指して、あるべき高齢社会の姿を明らかにするとともに、高齢社会対策の基本的方向性を示すことによって、高齢社会対策を総合的に推進するため「高齢社会対策基本法」が平成7年11月8日成立しました。
引用元:内閣府より
長くて読む気にもならないと思いますので、かみ砕きますと・・・
「国が国民全員の一生を安心した生活が出来る社会を目指し、且つ高齢社会となる問題と対策の方向性を明らかにし、総合的に取り組みます」。
という意味です。
高齢社会対策を総合的に推進し、経済社会の健全な発展と国民生活の安定向上を図ることを目的としており、「公正で活力ある社会」「地域社会が自立と連帯の精神に立脚して形成される社会」「豊かな社会」が構築されることを基本理念として、高齢社会対策は行わなければならないとしています。
引用元:内閣府より
こちらも長いため、かみ砕きますと・・・
「高齢社会対策を総合的に取り組むことで、日本経済が成長し、国民生活の質の向上と安定を目的に、「活気のある社会」と、「それぞれの街が独自の発想で発展を行い且つ、他の街とも協力していき、豊かな社会を作り上げていく」。
更に要約すると・・・地域によって、様々な問題や状況が異なるため、社会的問題や経済的状況に応じた取り組みを、各市町村で行っていきましょうということです。
また国は国民へ高齢社会に対する理解と高齢社会に対する問題についての自助努力を求めています。何故ならば国民全体の関心や協力なくしては解決しない問題だからです。
国が立派な理念や施策などの旗振りをしていても、国民が行わなければ益々問題は深刻化します。
全てを挙げては、書ききれないため、一例を紹介したいと思います。
1.国は高齢者でも意欲と能力があれば、働ける機会の提供や確保と、働ける環境整備を行っています。
2.国民が自身の健康維持ができるように、地域の福祉と医療サービスを総合的に提供するための整備と適切な介護サービスを受けることができるように整備を行っています。
3.生涯学習の機会を提供し、高齢者の社会活動への参加を勧めるために、ボランティア活動などを行いやすくするために整備を行っています。
4.高齢者が住みやすい住居の確保や住みやすい地域になるための環境整備。主に公共施設の整備や交通事故や犯罪、災害等からの保護を行っています。
いかがでしたでしょうか。
国が出しているものは、基本的に難しい言葉だらけです。見ているだけで眠くなります。
そのため今回は私なりにかみ砕いて説明させていただました。オリジナルとなる内容は内閣府から出されている「高齢者対策と基本的枠組み」というものです。
上記でも説明をしましたが、一番念頭に置かれているのは、「国民全員が安心して生涯を終えるために、安心した生活ができるような社会を構築していく」ということを言いたいのだと思います。