今年1月に第一生命経済研究所が実施した【今後の生活に関するアンケート】で、【いざという時にお金の援助をしてくれる人】というアンケートを行った際に【母親】が断トツトップでした。次いで、誰もいない、父親でした。
平成30年中の特殊詐欺の認知件数は1万7,844件、被害総額は約382.9億円という現状に、第一生命経済研究が実施したアンケートで、母親がいざという時にお金の援助をしてくれることが判明。さらに、60代の男女ともに約1割の人が母親頼みという結果に。これは、一体何を表しているのか。
・母親と回答した割合
● 50代男性・・・23.6%
○ 50代女性・・・32.3%
● 60代男性・・・9.5%
○ 60代女性・・・10.8%
・全体の回答
● 母親・・・36.4%
● 誰もいない・・・27.4%
● 父親・・・25.8%
● 配偶者・・・25.4%
● 兄弟姉妹・・・9.8%
50代、60代の子世代の母親の年齢となると70代、80代以上です。また、このデータをみると女性の依存度が高いので、実は「ワタシワタシ詐欺」なのかもしれません。詐欺グループもこうした傾向を見逃さないとは言い切れませんので、注意が必要です。
オレオレ詐欺の対策では、普段から家族間で電話などでコミュニケーションをとるか、たまに連絡してきた子どもから、金の催促をされたら疑うという考えを持つことが大切です。