高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が相次いでいることを受け、茨城県交通安全協会は16日、9月1日から踏み間違いによる急発進を抑制する装置(後付け型)の設置費用の一部を補助することを明らかにしました。同様の補助政策は、東京都などの自治体で導入の動きがありますが、交通安全協会が実施するのは全国で初めてです。
補助の対象となるのは【急発進制御装置】と呼ばれる後付け型の商品です。現在、正確な補助金額は未定ですが、1人につき約1万円を補助し、満70歳以上が所有する本人名義の車1台に適用予定です。
補助の開始は【9月1日】からで、申請受付は、茨城県内28カ所の地区協会の窓口です。申請には【免許証】【車検証(本人名義)】【領収書(取り付けた際に発行されたもの)】が必要になります。補助金の支給については、車に装置が取り付けられていることが確認でき次第、即日現金で交付されることになっています。また、同日以降に取り付けを行った車が対象です。
交通安全協会の担当者は「運転する本人だけでなく、その家族や事故に遭った被害者を守るために、補助事業の開始を決めました」と説明。予算は100万円ですが、申請が多くなった際には、追加の予算を検討する方針です。