80歳以上の高齢者 4人に1人が運転 内閣府調査

昨年11月から12月の間に実施した内閣府の調査で、80歳以上の高齢者でも4人に1人が自分の車で運転し外出していることが明らかになりました。今、高齢ドライバーによる事故が社会問題になっているなか、今回の調査で、車が高齢者の日常的な交通手段になっている実情が浮き彫りになり、6月に閣議決定される今年の高齢社会白書に盛り込まれることが決まりました。

◇ 外出時の車の運転、80歳以上で26.4%

内閣府は、昨年11月から12月の間に、高齢者の生活環境などに関する調査を実施しました。対象者は、60歳以上の男女(1,870人:回答率62.3%)。

外出時の交通手段について問うたところ・・・

● 自分で車を運転する・・・「56.6%」
● 徒歩・・・「56.4%」
● 自転車・・・「22.4%」

さらに、外出時に「自分で車を運転する」と答えた人で、70代後半で45.7%、80歳以上で26.4%でした。

また、今後の運転について「一定の年齢でやめようと思っている」と答えた人が40.4%と最多でしたが、「年齢や身体的な支障の有無にかかわらず続けようと思っている」と答えた人が11.5%いたことが分かりました。