2019年11月14日、警察庁は2019年10月末現在(304日目)の交通事故統計月報を発表しました。それによると、全国の65歳以上の高齢者の交通事故死者は累計で1,362人と前年同月比では161人減少しましたが、総数2,531人の53.8%が高齢者で占めています。また、75歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は前年比41件減の314件で、過去10年間で最少です。
2019年1~10月末現在までの高齢者交通事故死者数(確定値)は下記の通りです。
・1月:160人(-35)・6月:111人(-16)
・2月:126人(-23)・7月:107人(-33)
・3月:153人(-10)・8月:135人(-18)
・4月:137人(-4) ・9月:158人(+22)
・5月:114人(-19)・10月:161人(-25)
これらの人数から日が短くなっている月ほど高齢者の交通事故死者数が多いのが分かります。また、1日あたり4.48人/5.36時間に1人の割合で高齢者の交通死亡事故が起きており、年間死者数は2018年:1,966人(55.7%)、2017年:2,020人(54.7%)、2016年:2,138人(54.8%)となっています。
ちなみに、ワースト3は【1位:北海道(68人)】【2位:愛知県(60人)】【3位:大阪府(53人)】でした。