「年金が少なくて」銀座で白タク営業 高齢者3人を逮捕

2019年11月19日、東京・銀座で違法な【白タク営業】を行っていたとして、警視庁は東京都杉並区の男(84)ら75歳以上の無職の男3人を道路運送法違反(無許可営業)容疑で逮捕しました。

「安くする」と謳い客を誘う

道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、東京・杉並区の無職、伊藤九市容疑者(84)ら高齢者3人は、1月から9月の間に国の許可を得ずに、東京・銀座の路上で「タクシーより安くする」と酔った客らに声をかけ、自家用車に乗せて運賃を受け取った疑いが持たれています。

3人は正規のタクシーより1割から4割近く安い運賃で違法に営業をしていたということで、警察の取り調べに対し「年金が少なくて生活が苦しかった」などと供述し、容疑を認めています。

警視庁は、およそ40年間で1億4,400万円の売り上げがあったとみて調べを進めているとともに、3人以外にも白タク営業が疑われる高齢者らが確認されており、特定を行っています