2019年4月7日に投開票された福井県知事選で、福井県大野市内の介護老人福祉施設で意思表示ができない入所者の投票用紙に候補者名を記入し、不在者投票したとして警察は19日、公職選挙法違反の疑いで介護施設の管理者(86)と他職員4人を逮捕しました。今回、統一地方選で県内から逮捕者が出たのは初めてです。
◇ 投票を偽造した疑い
逮捕容疑は、4月上旬に5人は共謀して、介護施設に入所する有権者5人が投票に関する意思表示ができないにも関わらず、本人の意思を確認しないまま投票用紙に特定の候補者の名前を記入し、大野市選管に送付し、投票を偽造した疑いです。
この介護施設では、県選管から不在者投票ができる施設として指定されており、「86歳の管理者の男、43歳男、40歳女の代理投票補助者、44歳女、52歳女」は投票立会人を務めていました。
関係者によると、86歳男は特定の候補者を支援していたということです。