埼玉県警は、業務で取り扱った死者の親族から現金82万円をだまし取るなどとして、詐欺と詐欺未遂容疑で起訴されていた草加署刑事課強行犯係の巡査(22)を懲戒免職処分にしました。
◇ ゲームの課金、パチンコで多額の借金があった。
起訴状などによりますと、2018年9月27日に草加市内で病死した当時82歳の男性の長女に対し、警察が任意で提出を求める死体検案書の費用の名目で、82万円をだまし取り、さらに10月18日に、長女から同名目で200万円をだまし取ろうとしたとされています。
巡査は「スマホゲームの課金、パチンコのやりすぎで多額の借金があった」「2016年末頃から約100万円の借金があった」「被害者に対して本当に申し訳ない。人として最低なことをした」話しています。
だまし取った金は「背広やベッドなどの生活用品の購入」「パチンコ」「借金の返済」などに充てたということです。
埼玉県警では職員に対し、借金などがある場合は、書類や面談で申告するように求めていましたが、巡査は申告していなかったということです。