怨恨も視野 町田:高齢者向け住宅69歳女性殺害

2018年9月21日に起きた、東京都町田市のサービス付き高齢者向け住宅で、69歳の女性が何者かに殺害された事件。事件当日の朝6時になっても女性が起きてこないことを不審に思った隣室に住む夫は、殺害された女性の部屋に訪室したところ、ベッド上で頭から血を流して死亡している女性を発見。事件前日夜9時までは、隣室に住む夫は殺害された女性と過ごしており、犯行時刻は夜9時から朝の6時とみて捜査が進められている。

◇ 現場の居室や周辺に土足の足跡がない

事件のあった居室のドアは施錠されていたが、中庭に通じる窓の施錠はされていなかった。事件当初は、施錠をされていない窓からの侵入ではないかと、捜査を進めていたが、現場の居室には土足の足跡、土、泥などが残されていないことが分かった。また中庭にも目立った足跡がなく、住宅を囲む柵に至っては乗り越えた形跡が確認されなかった。

◇ 物色された形跡はあるが、金品は残されている

タンスや衣類など荒らされた形跡があったものの、財布や携帯、貴金属などが残されていたことが分かった。またタンスには血痕が付着しており、指でこすった跡も確認された。しかし指紋が検出されなかったため、犯人は手袋を着用していた可能性がある。

◇ 強い殺意で殴られた

腕などには抵抗の跡がなく、また頭部の傷は深いことから、強い殺意によって殺害された可能性がある。そのため、警視庁は怨恨の可能性もあるためとみて、交友関係を中心に捜査を進めている。

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